こんにちは。玄米です。
本記事では寒くない家を建てる上で、断熱性・利便性も考慮した窓仕様の考え方について紹介します。
私が家を建てる上での結構重要な項目になりますので、寒くない家造りをより重視する方は、ぜひとも参考にいただけたらと思います。
我が家の図面から窓がある箇所を赤丸つけています。
本記事は我が家の図面の窓をメインに紹介していきたいと思います。
断熱性・利便性も考慮した窓仕様の考え方
家が寒くなる主な原因理由は、シンプルに窓から入り込む冷気です。
その冷気により部屋の温度が下がります。
従って窓を極力少なく、窓を小さく配置することでそこを最大限に冷気を抑えることができます。
それに合わせて、一条工務店はトリプルサッシが標準で高断熱対応ができているため、より冷気を抑えることができます。
※一条工務店のトリプルサッシとは何?という方は下記を参照ください。
しかし、全ての窓を最低限の大きさにすると今度は家への採光が損なわれてしまうのです。
また大型家具の出し入れの制約も出てきてしまいます。
つまり寒さを取るか、部屋の明るさ&利便性を取るかと言うことになりますが、私の中で大切なのはバランスと考えました。
そこで、各部屋それぞれの利便性を考えてみました。
妻部屋の主寝室5.33帖の窓仕様
まず各部屋についてですが、主寝室5.33帖ですが、こちらの部屋は妻の寝室になるので妻が決めました。
妻の方針としてはこの部屋は外観としてデザインを重視し、開き窓を採用しています。
ご存じの方も多いかと思いますが、開き窓のデメリットは、網戸を利用する時に外側に窓を出さないといけません。
この状態で雨が降ってしまうと窓の内側が濡れてしまいますので、採用を検討する方は注意が必要になります。
夫部屋洋室(3)・子ども部屋洋室/洋室(2)の窓仕様
夫部屋と子ども部屋は、付けれる最小の引違い窓を採用しています。
引違いの窓を採用しているのは、先程の開き窓より利便性も考えたためです。
最小なのに大きいように見えますが、図面打ち合わせ時に設計士さんに確認すると、消防法等のルールで定められているため、これより小さい窓をつけることはできないと回答もらいました。
洋室5帖に窓が2つあるのもその理由になります。
玄関・リビング・ランドリールームの窓仕様
玄関は、ドアガラスからの採光量が足りないと判断し、土間収納側に光量増加のために窓を設置しています。
リビングは、キッチン側は採光を確保するために、霞ガラスを採用し、南側の引違いの3連窓は大型家電の搬入を考慮するため、標準仕様内で設置できる最大の窓を設置しました。
採光をより優先する方は、オプションで窓も大きくできます。
より断熱を追求する方は小さい窓にすることも可能かと思います。
次にランドリールーム(書斎)ですが、こちらも大型家電(洗濯機)の搬入考慮と、外干しするためにすぐ外出れるように窓を設置しております。
お風呂・トイレの窓仕様
最後にお風呂とトイレの窓ですが、開き窓の霞ガラスを設置しました。
当時の設計の選択肢としては、霞ガラス窓か、ブラインド型の窓でした。
しかしブラインド型の窓の場合、単純にガラスの枚数も3枚から2枚になり、ガスも充填されないとのことでしたので、その分の断熱性能が低下するため、霞ガラスを選択しています。
ただ風呂については、断熱性能を高められるという余地があったという点で、少し後悔しております。
風呂に窓を設置しないという選択肢を入れていなかった点でした。
振り返るとマンション・アパート時代などで、風呂に窓が無い間取りの部屋も多いですが、それに対して何も生活に問題なかったため、断熱性能・プライバシー・カビ等の掃除メンテナンス観点からも窓はなくても良いと感じています。
設計士さんの提案図面初期から窓が存在しておて、窓があって当たり前みたいな感じになっていましたが、そこは考慮不足だったとも感じました。
まとめ
以上が、断熱性・利便性も考慮した窓仕様の考え方になります。
断熱性能を高める窓仕様設計としては、下記の考え方が必要と考えます。
- 窓は可能な限り最小の仕様を採用
- 風呂場の窓は付けない
- 採光とのバランスも併せて検討 ※採光バランスを考える方
- 1部屋は搬入用窓を検討 ※大型家具・家電搬入を考える方
今後の打ち合わせなどで窓設計をする際の参考にしていただけたらと思います。
本記事は以上です!
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