こんにちは。玄米です。
新築を設計する際に、壁掛けテレビを検討する方を多いかと思います。
併せて、配線周りをスッキリさせるために、配線等を壁裏に通し、テレビボードに通すことになることがとてもメリットありそうだけど、デメリットは無いのか気になる方も多いかと思います。
実際のところメリット・デメリットどちらも存在します。
本記事では、上記設計をする際に我が家の体験談を踏まえた使い勝手と注意点をご紹介します。
壁掛けテレビと隠匿配管の使い勝手について
まず最初に壁掛けテレビと隠匿配管の使い勝手についてです。
結論から言って、非常に使い勝手良いです。見た目もスッキリしますし、掃除もとてもしやすくなります。良い点のほうが多いです。
従って、ぜひともオススメしたい設計になります。
我が家のテレビボードの全体像は下記になります。
主なこちらを実現するための、設備は下記になります。
- テレビ(VESA規格対応品)
- テレビボード
- テレビ壁掛け用設備
- テレビアンテナ付きコンセント(一条設備)
- 隠匿配管工事(一条設備)
- 壁裏下地(一条設備) ※「テレビボード」・「テレビ壁掛け用設備」を参照ください。
- サウンドバー(必要な方のみ)
各項目について、詳細紹介していきます。
テレビ(VESA規格対応品)
壁掛けするテレビについてですが、VESA規格対応かを念のために確認しておいたほうが良いです。
日本メーカーであればほとんど対応できていると思いますが、海外メーカーのものについては一度購入前に確認しておくといいかもしれません。
※自分の家のテレビが、VESA規格対応しているかの確認方法については、下記を参照ください。
2022/04現在、我が家のテレビは現在10年程前に購入した、東芝社のREGZAの37インチのテレビを使用していますが、VESA規格に対応していました。
引っ越すタイミングで、テレビ買い替えも検討しましたが、意外と不具合無く利用できています。
私自身は新しいもの好きなので、買い替えたい欲もありましたが、家族からも特に今のテレビに不満も無いため、そのまま使用しています。
テレビは、10年前と比べてテレビは大型で安価のものが増えてきてバリエーションも豊富なため、他の大型家電と比べて、故障してもすぐ手に入ると考え、調子が悪くなってから考えることにしました。
テレビボード
我が家のテレビボードは、リクシル社のヴィータスというシリーズの中の、フロートタイプのテレビボードを採用しています。
足がないフロートタイプのメリットは、足がないことによる掃除の容易さになります。
テレビボードはDVDレコーダーやDVD等を収納しています。
DVDレコーダーのリモコンの赤外線を通す用に1つの扉をガラス製にすることもできましたが、統一感を出すために、全ての扉を木製にしています。
この場合、リモコンの赤外線を通す事ができない対応として、赤外線中継機を設置しています。
送信部は、テレビボード中上部に設置し、レコーダー操作の邪魔にならないようにしています。
また本テレビボードですが、以下の順番で、一条工務店側で取り付けしてもらっています。
①…リクシルの展示場などでハウスメーカー依頼用に、注文したいテレビボードの見積もりをする。
②…家の図面設計打ち合わせ時に、①でもらった設計士に見積のコピーを渡し、図面から設置箇所を相談する。
③…一条工務店側でテレビボード手配・施工取り付けしてもらう。
以上の順で我が家のテレビボードは設置してもらいました。
フロートタイプは壁裏に下地が必要になりますので、住んでからの後から付ける方は忘れずに設置するようにいたしましょう。
テレビ壁掛け用設備
テレビ壁掛け用設備ですが、先程テレビのところで紹介しました、VESA規格対応のテレビ壁掛け用のアームを設置しています。
アームタイプが断然オススメです。アームタイプだと作業のしやすさが断然変わります。
そして、今後大きいテレビに買い替えを想定している方は、それも考慮した設置位置にすることをオススメします。
取り付け直すのは可能ですが、労力がかかるため、ある程度位置は汎用的な位置に設置しましょう。
こちらもテレビボード同様に、壁裏に下地が必要になりますので、図面設計時に忘れずに設計士さんに依頼するようにしましょう。
テレビアンテナ付きコンセント(一条設備)
テレビを設置するので、こちらは忘れずに設置するようにいたしましょう。
最近時は、サブスクなどの動画サービスやネットサービスもテレビで利用できるようになってきています。
Wi-Fi対応のテレビも多いかと思いますが、家の壁の設置状況により、うまく受信できない場合も考えて、有線LAN設置も検討してみてください。
家のコンセント設置の考え方ついては、下記でも記事にしていますので、ご参考にしてみてください。
隠匿配管工事(一条設備)
隠匿配管で通すケーブル類について
配線をスッキリするために、隠匿配管工事を依頼するかと思いますが、事前にどのくらいのケーブルを通すか検討して、どの配管の数を決めておきましょう。
我が家は、テレビボード側にアンテナやLANケーブルのコンセントを設置したので、大体下記のようなケーブルを通しています。
- HDMIケーブル(レコーダー用)
- HDMIケーブル(ゲーム機用)
- HDMIケーブル(増設用)
- テレビアンテナケーブル
- LANケーブル
- 光オーディオケーブル
実際に通した状態が下記画像になります。
一部Fire TV Stick等配管に通していないものも混じっていますが、大体このようになると思ってもらえればいいかと思います。
メンテナンスも考慮して、多少長さに遊びをもたせたケーブル調整としています。
【重要】テレビ裏の隠匿配管をする際に注意点
隠匿配管についての注意点ですが、住んでわかった時かなり衝撃だったので、ぜひこれから建てる人は設計士さん・現場監督の方に考慮してもらうように伝えてもらいたいことをご紹介します。
隠匿配管を依頼した際、下記のように最短で配管施工されていると思っていました。
配線しようと、私は自分でケーブルを通そうとしたのですが、どうやっても奥に入っていかなかったので、営業+現場監督に連絡してケーブルを入れてほしい旨を連絡しました。
そこで訪問して頂き対応していただいたのですが、まさか下記のように配管されていたのです。
短距離の隠匿配管かと思いきや、その長さなんと5mの隠匿配管です。
対応してくれた業者の方に、素人で専用の道具を持たずにこれを通すことはできるのか訪ねたところ難しいとのことでした…。ケーブルも5m以上が必要になるため、揃え直しました。
こればっかりはビビりました。ちょっと施主に不親切な配管設計だと感じました。。
今後も配線対応してもらう際には、サポート呼んで頂ければ対応いただけるとのことにしてもらいました。
ただしここだけは、いろんな施主の方の情報収集していたのですが、このような案件は無かったので、これから建てる方は、注意して頂けたらと思います。
サウンドバー(必要な方のみ)
こちらについては、完全に趣味嗜好のアイテムになりますが、私自身が映画やライブDVD等迫力のある音楽しみたいということで、ソニー社のサウンドバーHT-X8500を採用しています。
※HT-X8500の詳細は下記リンクを参考ください。
以前マンション時代はAVアンプからコンポ付属のスピーカーに出力していたのですが、結構サイズが大きくテレビボードにも入るスペースや使い勝手の問題から、こちらは引っ越す時に新調しました。
結果、以前使っていたアンプ+スピーカーの組み合わせから、サイズ感や実際の使い勝手としては、申し分なく、とても満足しております。
まとめ
以上が、一条工務店で壁掛けテレビ裏の隠匿配管をする際の使い勝手と注意点になります。
結論、壁掛けテレビ&隠匿配管は、一軒家ならではの設計であり注意点を考慮の上導入することによりとても満足のできる設計と感じています。※我が家の場合隠匿配管だけが残念でしたが…
本記事を見て、テレビ裏の隠匿配管工事を検討している方は、我が家の体験談を参考に懸念解消の1つに役立てて頂ければ幸いです。
本記事は以上です!
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